終活用語集
終活に関連する用語の総合辞典です
終活に関連する、「お墓・墓地・霊園、葬儀、相続・遺言、生前整理、介護、住宅リフォーム、仏壇、シニア保険、シニア旅行」などの用語集です。
普段の生活ではなかなか使うことの少ない、「終活」をおこなう中で使う用語の読み方や意味を分かりやすく解説しております。
終活に関連する、「お墓・墓地・霊園、葬儀、相続・遺言、生前整理、介護、住宅リフォーム、仏壇、シニア保険、シニア旅行」などの用語集です。
普段の生活ではなかなか使うことの少ない、「終活」をおこなう中で使う用語の読み方や意味を分かりやすく解説しております。
全 行(あーん)
故人を偲ぶために、作られる写真もしくは肖像画のことです。
葬儀の際に祭壇に飾るために作成し、葬儀の後は、自宅の床の間に代々飾られることが多いようです。
子供がいなかったり、子供たちがいても独り立ちして自分たち以外に誰も住まなくなった住宅を処分することをいいます。
売却して得られたお金は、老後ための新たな住居や生活のために充てられます。
亡くなった故人(被相続人)が残した財産や権利・義務を、残された相続人 (養子も含まれます)が引き継ぐことです。
相続する遺産の対象は、残っていたプラスの財産とマイナスの財産のすべとなります。
相続人全員が参加して、遺産の分け方を決める話し合いのことです。
遺産分割協議で決まった内容を書面におこしたものが、「遺産分割協議書」と呼ばれるものになります。
亡くなる方が、「死ぬこと」や「亡くなる」ことを前提に考えて、家族や関係者に託すために、自分の気持ちを書き残す文書や手紙のことです。
「遺贈」とは、被相続人(亡くなる方)が、遺言書を作成し遺言によって、無償で他人(相続人)へ相続財産を与える行為のことを指します。
遺贈には『包括遺贈』と『特定遺贈』、『負担付遺贈』の3種類があります。
親しい人々だけで集まり、通夜は行わずに告別式とご火葬を一日で行うお葬式のことです。
新しい葬儀スタイルで、通夜を行わない以外は一般的な葬儀の行程と同じです。
親族のみなどの身内だけでなく、ご近所の方や故人の会社の関係の方など、さまざまな立場の方を広く呼んで参列していただく一般的な葬儀スタイルのことです。
ご家族や親せきなど「家」単位で利用し、代々引き継いでいく昔からある一般的なお墓のことです。
納骨したら、そのまま半永久的にお墓の中へご遺骨が納められてます。
亡くなった故人が残した物品(遺品)を、整理することをいいます。
遺品整理に対し亡くなる前に物品を整理することを「生前整理」といいます。
民法で定められている一定の相続人が最低限相続できる財産の取得分(割合)のことです。
この場合の一定の相続人とは、配偶者又は子、直系尊属(父母や祖父母など)に限られます。
お墓を管理する人がいない場合、身内などに代わって寺院や霊園などがご遺骨を預かり、長い年月(永代)にわたり供養や管理を行ってくれる供養方法のことです。
永代と言っても永遠という意味ではなく、供養には契約期間(33回忌までが多い)が定められており、期間が過ぎると他のご家族の方と一緒に合祀されます。
お墓を管理する人がいない場合、寺院や霊園が、身内などに代わって墓守(供養・管理)をしてくれるお墓のことです。
一般的に、合同のお墓や同じ納骨堂に納骨されることから、合祀(ごうし)墓・合同墓・集合墓などと呼ばれております。
身内などに代わって寺院や霊園などがご遺骨を預かり、永代に渡って供養する永代供養の料金のことです。
最初に永代供養料を支払えば、基本的にその後の管理料などを支払う必要はありません。
墓地の土地を、永代にわたり使用することを認めた権利のことです。
永代使用権は、あくまでも墓地を使用する権利を取得したもので、墓地の土地の所有権を取得したことにはなりません。
お墓の土地にお墓を建てて、永代に渡って墓地を使用するための料金のことです。
墓地の費用は土地を購入してるわけではなく、あくまでも墓地を使用させてもらう権利を購入するための費用です。
ご自身に万が一のことが起きたときに備えて、事前に家族やまわりの人々に自身の希望や想いを整理し伝えたいことを書き留めておくノートや手紙のことをいいます。
快復の見込みがない死期の迫った終末期の患者に、人工呼吸器や心肺蘇生装置を着けたり、輸血や輸液などによって生命を維持するだけの医療行為をすることです。
新しくお墓を建てたときや仏壇を購入した時、仏像が完成した時などに営なまれる法要のことです。
仏様の魂を入れ込む大切な供養で、開眼供養、入魂式、魂入れとも言います。
主に医療ケアやリハビリを必要とする要介護状態の高齢者を受け入れる介護施設で、通称「老健(ろうけん)」と呼ばれております。
在宅復帰を前提としたリハビリが中心とした、病院と自宅の中間的な役割を備えた介護施設です。
既に埋葬されているご遺骨(ご遺体)を含めたお墓を、別の場所の墓地や納骨堂に移動させることで、いわゆるお墓(ご遺骨)の引越しのことをいいます。
文字通り、祭祀の目的をもって故人の遺灰やご遺骨を海洋上に散骨する葬送方法の一つです。
船舶でおこなう方法が一般的ですが、ヘリコプターやセスナ機で沖合いまで飛んで行き、空から撒く方法もあるようです。
お亡くなりになった後、24時間ご遺体を安置したのち、通夜や葬儀告別式を行わず、逝去先からご火葬場へ直接搬送して火葬のみを行う葬儀形式のことです。
「直葬」とも呼ばれております。
自分の財産を持つ方が、意志判断能力を失い資産の売却や活用が法的に難しくなる前に、事前に自分の信頼できる家族に、自分の老後や介護等に必要な資金の管理・給付などを行うために、自分が保有する不動産や現・預貯金などの管理や処分の権限を任せる財産管理の方法のこと。
家族や親族、親しい友人・知人などの近親者のみで小規模に行う葬儀形式のことです。
密葬と似ておりますが、密葬は後日改めて本葬を行うのに対し、家族葬は近親者だけで葬儀を行い火葬し完結し、日を改めて本葬は行いません。
生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとそのご家族に対し、身体的な苦痛だけでなく精神的な苦痛を和らげることにより、QOL(生活の質・生命の質)の改善を目的とした治療のことです。
お墓自体は従来の墓石型のままで、お墓の両隣(左右)に空間的なスペースを設け、そのスペースに美しい花や植栽で飾る新しタイプの墓地のことです。
予め使用期限が定められた墓地のことで、その期間内だけその墓地が使用できます。
お墓に家名を入れることも出来ますし、使用期限内は、一般的なお墓と同じように普通にお墓参りが可能です。
先祖代々の個別のお墓ではなく、石碑や供養塔などの広い地下納骨スペース(カロート)などに、他人と共同でご遺骨を埋葬してもらう新しいタイプの墓地のことです。
亡くなった人などに対して、香華(こうげ)や燈明、飲食(おんじき)などのお供え物をして、冥福を祈る全ての行いのことを言います。
語源は、サンスクリット語の「プージャー」という「尊敬」を意味する言葉を訳されたものだと言われています。
身近な愛しい人を亡くし、その悲嘆(grief グリーフ)の状態にいる方々に寄り添い、悲嘆を乗り越え立ち直れるように見守り改善させる遺族ケアの一環のことです。
地域密着型サービスの一つで、認知症高齢者を対象にした少人数で共同生活をする施設のことです。
認知症高齢者が、介護・支援サービスなどを受けながら、できるだけ家庭に近い環境で共同生活を送ることができます。
60歳以上で、身寄りのない人や、家庭環境・住宅事情・経済状況などの家族による援助を受けることが困難な人などが利用できる軽費老人ホームの1つで、「軽費老人ホームC型」とも呼ばれております。
全室個室でバリアフリー完備など、高齢者に負担がかからないような構造になっており、外部の介護サービスを利用する「自立型(一般型)」と、介護サービスを備えた「介護型」があります。
60歳以上で、身寄りのない人や家族による援助を受けることが困難な人などが、日常生活のサポートを受けられる公的側面が強い介護施設です。
提供されるサービスの内容の違いにより、食事のサービスのある「A型」と、食事がない「B型」、食事と生活支援サービスのついたケアハウス「C型」の3つのタイプに分類されます。
医学および歯学の研究・発展のために、亡くなった方のご遺体を、医学・歯学系の大学へ提供することです。
献体者となるには、本人の意思で亡くなる前に管理する団体へ登録しておく必要があります。※家族2名以上の同意も必要です。
文字通りお墓を建てることです。
建墓後に、お墓に魂を入れる儀式「開眼供養」をおこない、お墓の完成となります。
都都道府県や市区町村といった自治体が運営する墓地・霊園(都立霊園・町営墓地など)のことです。
公営のため、民営の墓地・霊園に比べると、年間管理費や永代使用料などが比較的安価です。
「公正証書遺言」とは、遺言者が証人2人以上立会いのもと、公証人へ口頭で遺言の内容を伝え、公証人に遺言書を作成してもらう遺言のことです。
自筆証書遺言や秘密証書遺言と違い無効になりにくく、公正役場で作成し管理されるため偽造の心配もありません。
一般的な先祖代々の家族墓(一般墓)に対して、故人一人だけで入るお墓のことです。
生涯独身だった人や夫婦で別のお墓に入る選択をした人が建てるお墓です。
ご遺骨を骨壺から取り出して、一つの場所に複数の人のご遺骨と一緒に埋葬して供養を行うお墓のことです。
他にも、「合葬墓(がっそうぼ)」や「合同墓」、「共同墓」や「永代供養墓」などと呼ばれて方をされることもあります。
系譜や祭具及び墳墓といった代々受け継がれている「祭祀財産」やご遺骨などの管理を承継し、祖先の祭祀を主宰するべき者のことを意味します。
火葬後のご遺骨をお墓や納骨堂などに納めず、粉末状にして海洋や湖、宇宙や山などに撒く(散骨)ことで故人を供養する、自然葬の一種のことです。
主に民間事業者が運営している、有資格者の相談員などの見守りサービスがついたバリアフリーの賃貸住宅のことで、「サ高住」や「サ付き」とも呼ばれております。
病気になり身体の機能が低下し継続的な診療が必要にもかかわらず、通院が困難な方に対して、病院でなく患者の自宅などを定期的に医師や看護師などが訪問し診療を行うことです。
日本古来から根付いている伝統的な仏教の宗派のことです。
在来仏教と呼ばれる宗派は、現在、13の宗派が存在しております。
配偶者の死後に、役所に「姻族関係終了届」という書類を提出することにより、姻族にあたる義理の両親や義理の兄弟姉妹との縁を一方的に切る手続きのことです。配偶者の親や兄弟など相手の親族の同意などは不要です。
ご遺骨を従来のように墓地などの墓標に埋葬するのでなく、海洋や山林などの自然に還す埋葬法の形です。
死後は自然に還りたいと考える方が増え、需要が高まっている
保険加入が困難になる50歳代以上の人を対象とした保険のことをいいます。
ご自身に万一があった場合の保障や、日常の健康と老後に備えるための保険です。
人間が自らの死を意識して、人生の終末をより良く迎えるために、自ら遺言や遺産相続、葬儀やお墓などを積極的に準備し、最期まで自分らしく人生を送るための活動のことをいいます。
ご家族や親戚、親しい知人などを集め、今までの感謝の気持ちを周囲の人々に伝え、これからも明るく前向きに生きていくことを宣言し人生を再スタートする、人生の節目を祝う入学式や卒業式のようなセレモニーのこと。
自分の死後に必要となる事務的な手続きを、託せる家族がいない場合や、親戚などがいても疎遠になってしまっている場合に、生前にその死後事務の手続きを第三者に委任する契約のことをいいます。
その名の通り、自分だけで遺言書が作成できる最も簡単な方法で、「その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない」と、民法968条に規定された遺言方法の一つです。
※2019年1月13日から、「遺言書に添付する『財産目録』を、パソコンなどの自筆(手書き)でないもので作成できる。」こととなりました。
一定の様式で作成された自筆証書遺言の遺言書を、法務局が遺言者等に代わって保管してくれる制度で、2020年7月10日に創設され施行されました。
遺言の遺贈によって遺産を譲り受ける人のことを言います。
受遺者は、特定受遺者と包括受遺者の2つに分類することができます。
自分の他界した後に残された家族(遺族)が困ったり争ったりしないように、生前の元気なうちに財産や住空間、身の回りのものを予め整理することです。
その名の通り、本人が生きているうちに、本人の希望や意思によって執り行われる葬儀のことです。
お世話になった友人や知人などを招待し、感謝の気持ちとお別れを告げるために行われる、生前に行う、本人主催の告別式(お別れの会)のようなものです。
生きているうちに、自分が入る建てるお墓のことです。
中国の風習で「寿陵墓」と呼ばれ、「長寿」や「家内円満」「子孫繁栄」につながり、幸福が訪れるめでたいお墓という意味をもっていると言われております。
葬儀の生前予約とは、お葬式をあげてもらうご本人がまだ元気なうちに、ご本人もしくはご家族が事前に葬儀を予約することを言います。
葬儀を生前予約しておくことで、本人の希望通りの葬儀をすることができ、遺されるご家族の葬儀に関する負担を大幅に軽減することができます。
葬儀が執り行われる場所のことで、斎場、葬式場、葬場、葬祭ホールなど様々な呼び方があります。
単純にご遺骨を送ることだけでなく、供養していただける寺院や霊園へご遺骨をゆうパックなどの配達サービスを利用して送り、立ち会うことなく納骨してもらう新しい供養方法のことを言います。
ある人が死亡したときに、死亡された人が保有していた財産などの様々な権利・義務を、配偶者や子などの親族が財産を引き継ぐことを言います。
相続されるものは、身分相続、祭祀相続、祖名相続などがありますが、その中心は財産相続です。
相続人が遺産の相続を放棄し、相続される人(亡くなった人)から遺産を一切受け取らないという事です。
手続きするためには、家庭裁判所へ「相続放棄する」と申述(申し立て)する必要があります。
自らのタイミングと薬物で死を迎える安楽死と違い、人間が「一個の人格としての尊厳」を保ちつつ、延命治療などせずに死を迎える(させる)ことであり、インフォームド・コンセントのひとつです。
室内に納骨場所を設置できる小型のお墓のことで、自宅に設置するものなので、手元供養の一種になります。
法律により自宅にお墓を作りご遺骨を埋葬することは禁止されおりますが、遺骨を自宅で保管することは法律上問題ありません。
お墓からご遺骨を出す場合や仏壇やご位牌を処分する際に、お墓やお仏壇に宿っている魂をお坊さんに抜いてもらう仏教の儀式のことで、「閉眼法要」・「お性根抜き」とも呼ばれております。
特定の寺院に属し、布施などをしてお寺を維持していくための財政を援助する家のことです。
古代インド語の「ダーナパティ(寺や僧を援助する庇護者)」が語源となっております。
モノへの執着を捨てて、不要なモノを減らし身の周りをキレイにすることで心もストレスから解放され、平穏を取り戻し、生活の質や運気の向上などを得ようとする考え方のこと。
お亡くなりになり24時間ご遺体を安置した後、通夜や葬儀告別式を行わず、逝去先からご火葬場へ直接搬送しご火葬のみを行う葬儀形式のことです。
「火葬式」と呼ばれることもあります。
亡くなった人(死者や祖先)に対して冥福を祈り、仏壇に手を合わせたり、命日に法要を行ったりすることを言います。
故人の冥福を祈るとその善行が故人の善行となり、自分にかえってくる「追善」という意味からそう呼ばれているようです。
葬儀・告別式の前夜に行うもので、親族が故人の冥福を祈りながら、故人のそばで夜通し灯明と線香の火を消さずに、ご遺体を見守る儀式のことです。
仏教だけの儀式ではなく、神道やキリスト教においても行われます。
故人のご遺骨やご遺灰、形見などを身近(自宅)で管理し供養する方法のことで、自宅供養(じたくくよう)とも呼ばれます。
その保管方法は「遺骨・遺灰のすべてを自宅で保管する」場合と、「墓地や寺院に納骨した上で、一部だけ自宅で保管する」2種類あります。
ご自宅で介護が難しくなった要介護状態の高齢者が、食事・入浴・排泄・などの生活全般の介助や、健康管理、機能訓練などの療養上のケアを24時間受けることができる、地方自治体や社会福祉法人などが経営する公的な介護施設です。
都市部にある、従来の「軽費老人ホーム」の居住面積や人員配置の基準を緩和させた、低所得者を対象にした、定員20名以下の小規模な軽費老人ホームです。
入りたいお寺(菩提寺)が信仰している宗教の下で、檀家となることを言います。
また、仏教用語では、「真言宗において、灌頂(かんじよう)を受けるために灌頂壇に登ること」を意味します。
記憶したり判断したりする力や認知機能の低下が起こり、日常生活に支障をきたしている状態のことをいいます。
病気の名前ではなく、特有の症状や状態を表す症候群のことです。
お墓を支える土台となる墓石のことです。
根石を設置することによりお墓の印象が良くなすることができるため、化粧石としての役割も大きいです。
亡くなった方の供養のために建てた石塔(記念碑)の下に、ご遺骨をご遺骨を埋葬する、合祀タイプの永代供養墓の一つです。
個人や夫婦など、様々な単位でご遺骨を屋内施設型「納骨スペース」に安置することができるお墓のことです。
屋内型がほとんどで、『仏壇型』『ロッカー型』『機械式(自動運搬)型』『墓石型』など様々なタイプがあります。
現在のお墓を撤去し更地にし、お寺や墓地の管理者に敷地を返すことで、「廃墓」ともいいます。
ご遺骨は他の墓地・霊園に移転するか、もしくは永代供養墓などに改葬します。
お寺の檀家にならなくても寺院墓地にお墓を建てる事ができ、法要の時はそのお寺にお任せ出来る、最近できた新しい制度のことです。
亡くなった後に、共同で購入したお墓に一緒に入ることを前提として交流する、血縁関係のない友人や知人同士を指した言葉で、墓友達の略語です。
お墓を管理する人のことを指す言葉で、2つの意味があります。
一つは長男などのお墓を継承し管理する人で、もう一つは、お墓の承継者の代わりにお墓の管理や掃除をする人や、墓地や霊園全体の管理や清掃に従事する人(職員)のことです。
遺言者が遺言内容を誰にも知られたくないという場合に、その遺言書の内容を一切秘密にできるという遺言方式です。
遺言者が遺言書を作成してから、作成した遺言書が秘密証書遺言であるということを、公証人と証人に確認してもらう必要があります。
夫婦二人だけが入るお墓のことで、お子さんやご先祖は入りません。
比翼墓(ひよくぼ)とも呼ばれており、墓石には二人の俗名(生前の名前)か戒名が刻まれます。
亡くなった人を埋葬するときに、故人への弔いという意味から、邪悪を祓う品物や生前の愛用品、死後(来世)に必要とされるものなどを、故人と一緒に埋葬する品物のことです。
文字通り「お骨を分けること」を意味する言葉で、亡くなった方のご遺骨の一部を取り分けて、別の場所に納骨することを言います。
分骨を埋葬しない場合は、「分骨証明書」の発行は必要ありませんが、分骨したご遺骨を埋葬する場合には「分骨証明書」が必要になります。
お墓からご遺骨を出す場合や仏壇やご位牌を処分する際に、お墓やお仏壇に宿っている魂をお坊さんに抜いてもらう仏教の儀式のことで、「魂抜き」や「お性根抜き」とも呼ばれております。
民法で定められた、被相続人(=相続される人)が亡くなったときに、遺産を相続する権利がある人を指します。
配偶者がいる場合は、配偶者は常に相続人となります。具体的な遺産の配分の割合(法定相続分)や分配の方法(遺産分割)については、民法で定められております。
訪問介護員(ホームヘルパー)などが利用者の「居宅」を直接訪問し、食事、排泄、入浴や清拭、着替え、通院の介助などの「身体介護」と、掃除、洗濯、調理、買い物などの「生活援助」を行うことで、「ホームヘルプ」とも言います。
看護師(准看護師)などが疾患のある利用者の居宅を訪問し、主治医の指示に基づいて、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう心身機能の維持回復などを目的として、療養上の世話や診療の補助を行うことです。
生命の危機に瀕している患者が、身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな苦痛から解放され、人間としての尊厳を保ちながら、残された日々を心身ともに安楽に過ごすことができるようにするためにケアすること。
各仏教宗派の本山(本尊)に、ご遺骨の一部または全部を埋葬して供養する葬送方法のことです。
宗派の信徒であることが条件の寺院もありますが、申し込めば、宗旨・宗派を問わず納骨できるところが多いようです。
先祖代々のお墓のある、死後の冥福を祈るために法要を営むお寺のことです。
語源は、サンスクリット語の「ボーディ(bodhi)の音写で、「さとり」や「めざめ」という意味があります。
お墓や埋葬に関する事項を定義しルールを定めた、昭和23年に制定された法律で、正式名を「墓地、埋葬等に関する法律」と言い、「墓埋法(ぼまいほう)」と省略して呼ばれることもあります。
本来は、亡くなった方のご遺体を土に埋めることで土葬の事をさしますが、火葬が多くなった最近では、火葬したご遺骨をお墓や納骨堂に納めて葬ることも「埋葬」といいます。
墓地埋葬法が制定される以前に、都道府県知事の許可を受けて既に墓地・霊園・納骨堂として存在していたため、本来は墓地として認められないものが、墓地埋葬法の規定通りの許可を得たものと『みなした』墓地のことです。
ご家族の代わりに親御さんの安否をたしかめたり、何か異常があれば連絡してくれるサービスです。
「訪問型」や「センサー型」「電話・メール型」「カメラ型」「宅配型」など、さまざまな種類があり、安否確認や緊急時の対応や駆けつけなど、状況に応じたサービスが受けられます。
運営母体が公的な市町村などの自治体ではなく、公益法人や財団法人、宗教法人などの民間の団体によって運営されている霊園のことを指し、別名で「民間墓地」とも呼ばれております。
故人を弔ってくれる親族や縁者がいない、引き取り手のない仏様(ご遺骨やご遺体)、もしくは、管理や供養をする人のいないお墓のことをいいます。
故人やペットのご遺骨をジュエリーに加工して、ペンダントやリング、ネックレスに納めて身に着けることで供養する、手元供養のひとつです。
ジュエリーのタイプは、「メモリアルネックレス」「メモリアルブレスレット」「メモリアルリング」の3つのタイプが主です。
その文字の通り、個人の家(邸宅)の敷地内にお墓(屋敷墓)が設置されている、昭和23年に制定された墓埋法が施行される以前に作られた墓地のことを指します。
現行の墓埋法制定後(昭和23年以降)は、基本的に自宅敷地内などに新たに墓地を設けて建墓・埋葬することはできなくなりました。
遺産を管理して、遺言の内容を正確に実現するために必要な手続きをおこない、指定された方に遺産を正確に渡す人のことを指します。
遺言執行者は、遺言によって選任しておくのが通常ですが、遺言書で選任されていない場合は、家庭裁判所に請求することによって選任することができます。
被相続人が自分の死後に残された相続人同士が相続トラブルとならないように、自分の死んだあとの財産の処分やその他のことについて残した言葉や文章のことをいいます。
遺言の方法は主に「自筆証書遺言」、「公正証書遺言」、「秘密証書遺言」の3種類の方法があります。
お墓の両隣(前後左右)にスペースを設けて、空間的なゆとりを確保した墓地のことです。
スペースにゆとりがあるので、周囲のお墓のことを気にせずお墓参りができ、お墓の掃除もし易いといった利点があります。
人生の終末期(老後)や、死別後に遺された遺族の生活のために、生前に準備(行動)することや、終末期の期間と死別後の遺族の生活の再構築の時期の、双方を合わせた領域のこと、と経産省の報告書では定義されています。
お墓参りと併せて観光やグルメめぐりなどが楽しめる、『旅行+参拝』を可能にした、観光地やリゾート施設の近くにあるお墓や霊園のことです。
お寺(菩提寺)からお墓を移転する、あるいはお墓を撤去するために遺骨を持ち出すなどで、檀家関係を解消することを指します。
離檀した場合は、お寺の墓地にお墓を持ち続けることはできませんので、お寺の管理地内にあるお墓を移転し撤去する必要があります。
現金収入が少ないという高齢者世帯が、自己保有の不動産等の資産を担保にして、住居を手放すことなく自治体や金融機関等から、担保価格の一定範囲内で融資を一括、または年金のような定期的に受け取る形、もしくは必要な時に収入が確保できるシニア層向けの融資制度です。
当事者本人が死亡した時点で、担保の資産を売却することにより融資額は一括返済するシステムで、お金が残った場合はご遺族に返還されます。
生前の意思という意味の英語(living will)の音訳で、自分の末期医療の内容について、まだ意思決定能力のあるうちに希望を伝える事前指示書のことです。
二つ(複数)のご家族を一つにまとめたお墓のことで、昔からある形式です。
墓石には両家それぞれの家名と家紋を入れるケースと、広い墓所に両家のお墓を二つ建てるケースと、主に2つのタイプがあるようです。
自宅を売却し資金を得るとともに、売却したあとの家に賃貸契約を結ぶことで継続して住み続ける仕組みです。
自宅を売り(Sell)、賃貸(Lease)として住むことから、『セール&リースバック』ともいわれております。
お葬式が終了し出棺のする前に、供花として飾っていた花を、一輪ずつ参列者の手でお棺へ花を入れて故人に供えるお花のこと、もしくは、この一連の儀式のことを「別れ花」と呼びます。
お供えする花は供花として飾っていた花の場合が多いですが、別途、故人の好みの花を別れ花として準備することもあります。
江戸時代に一般化した伝統的な墓石のことで、古来より日本で親しまれてきました。
形態は「縦長」であることが特徴で、「仏舎利塔(お釈迦様の遺骨を納めたもの)」や「五輪塔」を簡略化したものと言われております。