介護や医療の計画を事前に決める

終活として、将来必要となる可能性がある「介護」「医療」について、事前に備えておくことは大切です。

事故に遭われたり病気などにより、突然、ご自身の意志をご家族や他者に伝えられなくなることがあります。
しかし、そのような場合でも、ご家族は医療や介護について判断を迫られることになり、ご本人に意志を確認できないと、ご家族は判断に窮し対応に困ることになります。

将来、そうならないためにも介護や医療が必要になる前に、病気などが原因でご自分で判断ができなくなった時に「医療の判断を誰にして欲しいか」、「介護や介護の判断を誰にどのようにして欲しいか」や、「介護や見守りなどをどうして欲しいか」など、医療や介護についての希望を事前に家族へ伝えておき、事前に備えておくことが大切です。

具体的には、下記について備えておくといいでしょう。

  • 自分で判断ができなくなった時に、介護や医療、見守りなど、どうして欲しいか希望を伝えておく
  • 医療の判断を誰にして欲しいか、誰にどのように介護や介護の判断をして欲しいかなどの希望を家族に伝えておく
  • 臓器移植や検体についてや、延命処置などの看取りなど医療面でどうして欲しいかの希望を、家族に伝えておく。
  • 自分が希望する医療や介護を受けるために、どのくらいのお金が必要なのかを知る

介護や医療の計画を事前に決めましょう ※医療や介護についての希望は非常にデリケートな面もありますので、どうしても直接ご家族に伝えづらい場合は、エンディングノートなどに記載して伝える方法もあります。

また、将来、介護や医療が必要になることを想定して、介護サービスはどのようなものがあるのかについて事前に調べておくことと、ご自身の終の棲家をどこにするかを選定しておくことと、終の棲家となる住処の整備をしておくことも大切になってきます。