終の棲家となる住まいの整備と選定をする

終の棲家となる住処の選定と整備をする

ある民間の調査会社が50〜70歳の方を対象におこなった「あなたは、どこを『終の棲家』にしたいですか?」のアンケートでは、約65%以上の方が「自分の家で最期を迎えたい」という結果だったそうです。

そのように、終の棲家をご自宅でと決めている方は、最期までご自宅で快適で安全に過ごせるようにするためには、ご自宅をバリアフリーにする必要があります。

バリアフリーにするために、住宅改修(住宅リフォーム)が必要な場合は、介護保険から住宅改修費を20万円まで支給してくれる「高齢者住宅改修費用助成制度」という介護サービスがあります。

利用条件は下記になります。

  • 要支援、または要介護1〜5の認定を受けた方となります。
  • 支給額は1人あたりに対して20万円となります。
  • 1つの住宅に複数の要介護者が居住している場合には、一人ひとり個別に支給限度額(20万円)が与えられます
  • 購入費用の1割(一定以上の高額所得者は2割または3割)を、対象者が負担する必要があります

「住宅リフォーム」については、【住宅リフォーム】のページにて解説しておりますので、こちらをご覧ください。 ⇒ 住宅リフォーム

終の棲家として、介護施設を選ぶ

終の棲家の理想はご自宅であると言えますが、核家族化が進み高齢者のみのご家庭が増えている昨今では、高齢になり老夫婦のみや一人で暮らすことに不安を感じたり、もし、介護や介助が必要になったりした場合どうしたらいいのか、心配されておられる方が増えてきております。

そこで最近では、終の棲家はご自宅ではなく、「家族に介護で迷惑をかけたくない」や「設備が整った施設だと必要な介護サービスを受けられるから安心」という理由で、「もし介護が必要となったときは、老人ホームなどの介護施設で終焉を迎えたい」という思いを持つ高齢者が増加傾向にあります。

しかし、ひとことで「介護施設(老人ホーム)」と呼びますが、その種類は多く、運営主体やサービス内容、目的や費用、入居条件など施設によって様々です。
入居条件は施設のタイプにより異なっており、経営状態(民間・公共)や入居者の健康(要介護)状態、サービス内容などにより、選択肢が変わってきます。

介護施設への入居をお考えの方は、元気なうちにご自身で実際に施設に出向き見学などされて、施設の状態や条件面など直接確認することと、入居候補は1件のみでなく複数の施設を比較検討されることをおススメします。

「介護施設(老人ホーム)」については、【介護施設】のページにて詳しく解説しておりますので、こちらをご覧ください。
⇒ 介護施設について

次に、終活でやっておきたいことは「終活資金&老後資金」の確保です。