お墓の準備をする
終活でやるべきことの中でも、生前にお墓の準備をすることも大切な一つとなります。
故人が入るお墓を準備していない状況でお亡くなりになられてしまうと、残されたご家族は、葬儀や後片付け遺品整理などの他に、お亡くなりになられた方の入るお墓を新たに用意することは、経済的にも精神的にも遺族にとっては負担が大きいものです。
そこで、終活でご自身が入るお墓や墓地の準備をしておけば、残されたご家族がお墓のことであれこれ悩まむことなく、お墓を選んだり準備したりする手間も省けますので、ご遺族の負担も大幅に軽減することができます。
もし、生前にご自身が入るお墓の購入(準備)が出来ていなくても、お墓や墓地に関する希望や意見をご家族に事前に伝えておけば、ご遺族は故人の意思を尊重できることでお墓のことであれこれ悩むことなく安心感が得られます。
なお、自分が入るために生前に建立するお墓のことを「生前墓(寿稜)」と呼び、古来より中国では、「長寿」や「家内円満」「子孫繁栄」につながり、幸福を招くといわれ、縁起の良い こととされております。
墓地、墓石、仏壇やお位牌などは、祭祀財産といい、一般の相続財産とは別に区分けされ相続税はかかりませんので、生前にお墓を建てることでご遺族への相続税の負担を軽減することができます。
また、生前にお墓を準備することで時間に制限がありませんので、墓地や霊園の選定やお墓のデザインなど、妥協することなく自分が入るお墓を思い通りに建立することができます。
このように、終活の一環として、生前にお墓を準備することは多くのメリットが得られますので、終活をやられる場合は、ぜひ、お墓の準備をされることをおススメします。
終活で必要なお墓の準備のために、お墓について詳しくお知りになりたい方は、こちら【お墓について】のページもご覧ください。
⇒ お墓について
終活でやっておきたいこと、次は、「葬儀の備え」です