終活に関連する「終活全般、お墓・墓地・霊園、葬儀、相続・遺言、生前整理、仏壇・仏具、介護、住宅リフォーム、保険、旅行ほか」について、知りたいことや疑問に思うことなどを、質問形式で解説します。
「介護」のご質問と回答 | 終活に関連することについて質問形式で解説します
終活に関連する「終活全般、お墓・墓地・霊園、葬儀、相続・遺言、生前整理、仏壇・仏具、介護、住宅リフォーム、保険、旅行ほか」について、知りたいことや疑問に思うことなどを、質問形式で解説します。
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2年前に主人に先立たれて、現在一人暮らしをしているのですが、最近、健康面に自信が無く一人暮らしを続けていくのに不安を感じております。そこで、まだ元気なうちに高齢者の施設に入居しようかと考えておりますが、「高齢者の介護施設は要介護でないと入居できない」と聞いたことがあります。健康な状態でも入居できる高齢者施設はあるのでしょうか?
回答: 介護付有料老人ホームには、「介護専用型」というタイプもありますが、一人で身の回りのことができる(自立)健康な状態の方でもご入居いただける有料老人ホームも多くあります。
ご質問者様のように、一人暮らしに不安を持っている方や、健康面に不安があり、もし何かあったときに医療や介護体制がしっかりした老人ホームで安心して生活を送りたい方など、将来のために自立(健康)されている状態から入居されているようです。
同じ有料老人ホームの中には、介護の必要がなく、自立した生活を送ることができる高齢者のための「健康型老人ホーム」と呼ばれる施設もあります。
主に民間事業者が運営しており、食事の提供や家事手伝いのサポートが受けられるほか、日常生活を楽しむための各種アクティビティの設備施設が整っている施設です。
介護福祉士や介護職員初任者研修などの有資格者が常駐しており、生活相談サービスを受けることができますが、基本的に、自立もしくは要支援の高齢者を受け入れており、介護度が上がると退去しなければなりません。
あと、最近需要が増えてきているのが「サービス付き高齢者向け住宅」と呼ばれる高齢者施設です。
「サービス付き高齢者向け住宅」とは、安否確認・生活相談サービスが付いたバリアフリーの賃貸住宅です。
キッチン・浴室付きの居室等もあり、自宅のように生活できるメリットがあります。介護が必要になった場合は在宅介護と同様に外部サービスを受ける形になります。
「サービス付き高齢者向け住宅」には「一般型」と「介護型」の二種類があります。
「一般型」とは、毎日の生活に不安を覚えてきた独身や夫婦2人暮らしの方で、自立~軽介護度の方に適している、一般的なサービス付き高齢者向け住宅のことです。
介護が必要となった場合は、訪問介護・看護など外部の事業者の在宅介護サービスを利用することとなりますが、介護状態が重度になってしまった場合などは、退去(転居)しなければならないことがあります。
「介護型」は、サービス付き高齢者住宅事業者が、特定施設入居者生活介護の指定を受け、住宅と介護保険サービスを一体で提供する住宅のことです。
介護が必要となった場合は、施設に常駐する介護スタッフから介護サービスや生活支援サポートを受けることができ、重介護度の方の対応も相談可能です。
他にも、老人福祉法で定められた「軽費老人ホーム」という施設が、自立した方でもご入居可能です。
入居条件は、60歳以上で、自立して生活することに不安がある身寄りのない人、家族による援助を受けることが困難な人などが対象です。
食事の提供サービスがある「A型」、食事の提供サービスがない自炊の「B型」、食事・生活支援サービスがある「ケアハウス(C型)」の3つのタイプがあります。
ケアハウス(C型)には「自立型」と「介護型」があります。
その名前のとおり、軽費老人ホーム(ケアハウス)は、低所得者でも利用できるように安く費用設定された老人介護施設です。
費用も安く、居室は個室なので比較的自由な生活ができるため、人気が非常に高まっており、空き待ちがおられる施設も多数あるようです。
入居条件やサービス面、医療・介護体制については施設によって様々です。
各施設にはパンフレットや詳細な資料などありますので、取り寄せて比較検討されることをおススメします。