母が他界して1ヶ月が過ぎました。先日、親戚の叔父が自宅に来て「仏壇買って供養しなければだめだよ」と言われたのですが、自宅が狭くて仏壇を置くスペースを確保するのが難しいので、仏壇を買おうか悩んでおります。 そこで、仏壇の意味や必要性などについてお教えください。

回答:ご母堂様がご逝去されたとのこと、謹んでお悔やみ申し上げます。
まずは、ご質問の「仏壇の意味（役割）」について回答させていただきます。
仏壇は、従来より家の中に設置するお寺として考えられおり、仏様（ご本尊様）を祀りします。
また、ご本尊だけでなくご先祖様のお位牌もお祀りし、ご先祖様に感謝し対話する大切な場所と考えられております。
ご先祖様の供養のために、お寺へお参りに行くことは簡単なことではございません。そこで、わざわざお墓に出向くことなく、ご自宅にある仏壇を通して、ご先祖様に感謝と祈りを捧げることができる大切な場所となります。

また、お仏壇は、文字通り、仏様（如来様）をお祀りする壇のことです。
仏様は信仰の対象であり、手を合わせお祈りしたり読経をすることで、仏様やご先祖様に日ごろの苦悩から守られているという安心感を得ることができる、心のよりどころとなる存在でもあります。

このように、仏壇は、仏様に家族の健康や安全をお祈りしたり、ご先祖様や亡くなられたご家族を供養する場であり、家族の繋がりなどを考える大切な場所でもあります。

最近、設置スペースなどの事情から、少しのスペースでも置けるコンパクトな仏壇や、様々な生活スタイルに合わせたデザインの仏壇など、ご自宅の状況に合わせ選ぶことが可能となってきておりますので、一度、仏壇店などの見学に行ってみてはいかがでしょうか？