手元供養
手元供養とは、故人のご遺骨やご遺灰、形見などを身近(自宅)で管理し供養する方法のことで、自宅供養(じたくくよう)とも呼ばれます。
その保管方法は「遺骨・遺灰のすべてを自宅で保管する」場合と、「墓地や寺院に納骨した上で、一部だけ自宅で保管する」2種類あります。
大切な家族や最愛の人がお亡くなりになってしまったとき、「いつでも故人を身近に感じていたい」や「いつまでも近くで見守っていて欲しい」などと願う方がおれます。
そのような想いを叶えるために、ご遺骨の入った骨壺をお自宅に安置したり、故人のご遺灰や髪の毛などを、小さな容器やペンダントなどに収め、ご自宅に置いたり身に着けることで、いつまでも故人との絆を感じ心の癒しを得ることができます。
故人のご遺骨を自宅に安置する場合は、ご自宅の庭にお墓を建ててご遺骨を埋葬することは墓地埋葬法で禁止されていますので、埋葬するのではなく、家の中にご遺骨を安置するという形で故人を供養する「自宅墓」という方法で、手元供養にします。
手元供養には、二つのタイプがあります。
1、ご遺骨やご遺灰の全てをご自宅に保管する方法
2、ご遺骨やご遺灰はお寺や霊園へ納骨し、一部をご自宅に保管する方法
どちらの方法を選ばれるかは、人それぞれの供養に対する考えによりますが、信仰心の深い方は、2の供養方法を選ぶことが多いようです。