根石

根石

「根石」とは、お墓を支える土台となる墓石のことです。
根石を設置することによりお墓の印象が良くなすることができるため、化粧石としての役割も大きいです。

根石は、墓石全体を支える基礎の部分にあたるため、水を吸収しにくく硬度があり耐久性に優れている頑丈な石材を選ぶことが重要なポイントです。
また、化粧石のような役目も果たしますので、見た目にも美しいものを選ばぶことも大切となります。

石材の種類は、国産と外国産を合わせるとおよそ300種類程度あるので、その中から根石の材料を選ぶのですが、根石にするのためには、基礎として十分な役目を果たせるような石材を選ぶことが重要となってきますので、次の4つの種類の石材の中から選ぶことがほとんどです。

根石の石材

根石として選ばれる石材の種類は大きく分けて、「花崗岩(かこうがん)」「閃緑岩(せんりょくがん)」「斑レイ岩(はんれいがん)」そして「安山岩(あんざんがん)」の4つの石材です。
この4つの石材は、墓石の材料にもなっているので、根石と墓石で統一性のあるお墓を作成することができます。

この4つの中でも、火山によるマグマが地下深くで固まったことでできるため、硬くて高い耐久性のある「御影石(みかげいし)と呼ばれる花崗岩(かこうがん)」は、根石に最適です。

根石の費用

根石は、墓石のように彫刻で細工をしたりデザインを凝ったりするものではありませんが、墓石の土台(基礎)となるためにある程度のサイズが必要になりますので、大きなお墓であれば根石の石材も大きくなるため、その分費用も高くなります。

根石の相場は、中国産の安い御影石なら3万円程度、国産の質の良い御影石なら10万円程度が目安となっています。

根石はお墓の基礎となる大切な部分で、根石によってお墓は支えられておりますので、お墓を建てる際は、墓石ばかりに気をとらわれず、根石の素材を選ぶことにも注力し、ご家族と石材店と相談をしながら決めていくことが大切となります。