墓友
「墓友」とは、亡くなった後に、共同で購入したお墓に一緒に入ることを前提として交流する、血縁関係のない友人や知人同士を指した言葉で、墓友達の略語です。
「墓友」とは、亡くなった後に、共同で購入したお墓に一緒に入ることを前提として交流する、血縁関係のない友人や知人同士を指した言葉で、墓友達の略語です。
通常は、一緒のお墓には血縁者や配偶者といったご家族が入りますが、一緒のお墓に入るべき家族がいない人もいます。
また、家族がいても一緒のお墓には入りたくないという人もおります。
「墓友」とは、そんな一緒のお墓に入る親族やご家族がいなかったり、ご家族と一緒のお墓に入りたくない人たちが、血縁関係や婚姻関係にない者同士で「一緒のお墓に入る」と約束するのが友達関係のことを言います。
「墓友」の相手(友達)は、古くから知っている友人や知人の場合もありますが、終活イベントやサークルなどで見つける人が多いようで、初めから墓友として知り合うのではなく、イベントやサークルなどを通して仲良くなった人と交流していく中で、自然と墓友の話しになり墓友になったというケースが結構みられます。
また、インターネット上にある、墓友を募集しているWebサイトなどを利用して、墓友と知り合う人々も少なくありません。
墓友を探そうとすることで、見つけるために参加したサークルなどを通じて交友関係が広げられたり、共にお墓に入る友人と頻繁に連絡を取り合い親睦を深めたりすることができます。
また、最近では、一人暮らしのお年寄りが多く、自分のお墓について不安を持たれている方がたくさんおられますが、そんな不安を抱えている方にとって、将来同じ墓に入る「墓友」がいることで、来世までの友人ができたという安心感が得られます。
そんな、墓友は単身世帯が増加している現代に合っているといえますが、「墓友がご遺族(親族)に理解されない」ケースが少なくありません。
お墓はお亡くなりになられた人だけのものではなく、残されたご遺族などにとっても亡くなった人と交流する大切な場所となるため、墓友(他人)と同じお墓(共同墓)に入ることを反対されることがあります。
そうした場合は、ご家族には、時間をかけて説明したり一緒にお墓を見学しに行ったりするなどして、墓友という考え方を理解してもらうことが必要となってきます。