合祀墓

合祀墓

合祀墓とは、ご遺骨を骨壺から取り出して、一つの場所に複数の人のご遺骨と一緒に埋葬して供養を行うお墓のことです。 他にも、「合葬墓(がっそうぼ)」や「合同墓」、「共同墓」や「永代供養墓」などと呼ばれて方をされることもあります。

「合祀(ごうし)」という言葉は、その文字のとおり「合わせて祀る(まつる)」という意味で、元々は神道の中の言葉であり、複数の神や霊を合わせて祀ることという意味で、合祀と名づけられました。

ご遺骨を埋葬した後は、お墓の管理や継承などは、全てお寺や霊園が責任をもって行いますので、お墓の継承者やご家族・親族などがいなくても、埋葬後の供養や管理などお墓の維持の心配はいりません。

合祀墓の供養方法

「合祀(ごうし)」という言葉は、その文字のとおり「合わせて祀る(まつる)」という意味で、元々は神道の中の言葉であり、複数の神や霊を合わせて祀ることという意味で、合祀と名づけられました。
合祀墓へ納骨した後の供養方法は、それぞれの墓所の管理運営者の形態によって異なります。

【寺院が管理する合祀墓の場合】
寺院が管理する墓所の場合、供養は住職などが行ってくれます。
供養の時期と供養回数は、春秋のお彼岸とお盆の時期、祥月命日(故人が亡くなった月日)の年4回のところがほとんどです。
※運営者によっては毎日行うところもあるようです。
※申込みの条件が、寺院の檀家となる必要がある場合もあります。
【公営霊園の合祀墓の場合】
公営霊園の合祀墓の場合、霊園の運営管理者が、年に1回もしくは春秋のお彼岸毎に、合同供養をおこなう場合があります。
※全く行わない霊園もあります。
※申込みの条件に、霊園のある自治体の居住者であることなどがある場合もあります。

合祀墓は、埋葬した後は、ご遺骨の管理や供養は全て寺院・霊園の管理者が行ってくれることや、費用が他の永代供養のお墓より格安になっていることから、最近需要が高まっているようです。

しかし、寺院が管理する合祀墓の場合「檀家になることが必要条件」であったり、「永代供養料以外に年間管理費が必要」な施設もあるようですので、ご納骨にトラブルにならないように、終活で生前に合祀墓を探される場合は、事前にその辺りの条件面や支払い方法などを、施設を管理する運営者に確認しておくことが大切です。