納骨堂のメリットについて
墓地・霊園
最近の日本において、少子化と核家族化が進み「お墓を承継する人がいない」や「お墓の承継で子供に負担を掛けたくない」という方が増えていることが背景で、お墓の承継で負担の少ない永代供養のお墓の需要が高まっております。
その永代供養のお墓の中でも、立地が良く比較的価格も安いという理由で「納骨堂」を利用する方が、主に都市部で増加しております。
そこで今回は、最近、需要が高まっている『納骨堂』のメリットについて解説したいと思います。
従来の「納骨堂」は、ご遺骨の一時的な保管場所として使用されておりましたが、最近では、墓所の管理者が永代にわたりご遺骨を管理・供養をしてくれる「永代供養の墓」としての役割を持つところが増え、その種類も多種多様化してきました。
一般のお墓との大きな違いは、一般的なお墓はご遺骨を土に埋葬しますが、納骨堂はご遺骨を土に埋葬せずに屋内型施設に収蔵するところです。
納骨堂は、一般のお墓に比べ費用も割安で交通の便が良くお墓の維持を任せられるということもあり、東京都内をみると、2005年には310施設だったのが2017年度には405施設と増加傾向にあり、今後もさらに増え続けることが予想されます。
納骨堂のタイプは、主に「仏壇式の納骨堂」「ロッカー式の納骨堂」「機械(自動搬送)式の納骨堂」「墓石式納骨堂」「位牌式納骨堂」「合祀納骨堂」の6つのタイプに分けられます。
納骨堂のタイプによりメリットは若干異なりますが、主なメリットは下記になります。
メリット1、立地が良く利便性が高い
都心部の納骨堂の場合、最寄り駅から徒歩圏内行けるところがほとんどなので、会社帰りなどに気軽にお墓参りに行くことができます。
また、納骨堂は建物の中にあるので、雨などの天候に左右されることなく、いつでもお墓参りが行えます。
さらに、冷暖房完備でトイレが綺麗、照明が整っておりバリアフリーになっているなど、快適な環境の中で墓参りができます。
都心部の納骨堂の場合、最寄り駅から徒歩圏内行けるところがほとんどなので、会社帰りなどに気軽にお墓参りに行くことができます。
また、納骨堂は建物の中にあるので、雨などの天候に左右されることなく、いつでもお墓参りが行えます。
さらに、冷暖房完備でトイレが綺麗、照明が整っておりバリアフリーになっているなど、快適な環境の中で墓参りができます。
メリット2、一般のお墓より費用が格安である
一般的なお墓の場合、墓石により価格は変動しますが、相場は100万円~300万円程度かかると言われております。
それに比べ、納骨堂の場合、一人用の費用の相場が平均50万円前後といわれており、その差は歴然です。
一般的なお墓の場合、墓石により価格は変動しますが、相場は100万円~300万円程度かかると言われております。
それに比べ、納骨堂の場合、一人用の費用の相場が平均50万円前後といわれており、その差は歴然です。
メリット3、永代に渡り供養してもらえる
納骨堂は永代供養なので、もしお墓の後継者がいなくなった後でも、一定の期間が過ぎるとご遺骨は合祀墓に移され、管理者が責任を持って永代に供養してくれます。
納骨堂は永代供養なので、もしお墓の後継者がいなくなった後でも、一定の期間が過ぎるとご遺骨は合祀墓に移され、管理者が責任を持って永代に供養してくれます。
メリット4、草むしりや墓石の掃除などお墓のメンテナンスが不要
納骨堂は屋内のため、雑草などが生えないため、草むしりや掃除などお墓のメンテナンス(管理)をする必要がありません。
納骨堂は屋内のため、雑草などが生えないため、草むしりや掃除などお墓のメンテナンス(管理)をする必要がありません。
メリット5、納骨後のご遺骨の移動が可能です
基本的に墓石や墓地がないので、もしご遺骨を移動することになった場合でも、一般的なお墓と比べて改葬(ご遺骨の引越し)の負担は軽減されます。
なお、ご遺骨の移動の手続きはi一般的なお墓と同様に必要ですが、費用も軽減されることが多いようです。
※「合祀型納骨堂」の場合、最初から合祀されるケースがほとんどですので、納骨後のご遺骨の移動は不可能となります。
メリット6、宗教・宗派は問わないことが多い
宗旨や宗派は問わないところが多いので、無宗教や無宗派の方でも入ることが可能です。
但し、供養については運営元の供養作法で供養はされます。
宗旨や宗派は問わないところが多いので、無宗教や無宗派の方でも入ることが可能です。
但し、供養については運営元の供養作法で供養はされます。
他にも納骨堂のメリットは多々ありますが、今回は全てのタイプに共通する主なメリットについて紹介させていただきました。
皆さまの終活でお墓を選ぶ際に、納骨堂を選択肢とお考えの方の参考にしていただけますと幸いです。
次回は、「納骨堂のデメリット」について解説したいと思います。