生前墓を購入する際、注意すべき点について
墓地・霊園
ご自身やご家族が亡くなる前に事前に建てる生前墓につきましては、お墓のページで詳細や注意点など解説しておりますが、さらに購入の際に注意しなけらばならないことが何点かありますので、こちらでご説明させていただきます。
故人が亡くなられた後にご家族がお墓を購入した場合は、その費用は相続税の対象となる相続した財産の中から支払わなければなりませんが、ご本人が生きてるうちに購入すれば、お墓は「祭祀財産」となり、相続税が免除されます。
しかし、相続税の対象とならないのは生前に購入したお墓だけで、もしローンなど亡くなった後に未払いの代金が残っていれば、相続人が債務を引き継ぐこととなり相続税の対象となるので要注意です。
しかし、相続税の対象とならないのは生前に購入したお墓だけで、もしローンなど亡くなった後に未払いの代金が残っていれば、相続人が債務を引き継ぐこととなり相続税の対象となるので要注意です。
生前墓の購入費用は、存命中に確実に支払いが終わるように現金で購入するのが理想の形ということになります。
あと、将来ご家族がお墓参りに来る際に不便が無いように、交通のアクセス面や、「駐車場の台数は十分か?」「バリアフリーになっているか?」など、細かく想定してチェックすることが大切です。
また、トイレや休憩所、水汲み場などは清潔に保たれているか?など、設備の管理状態や管理・運営する事業主体の経営状態も確認しておく必要があります。
さらに、寺院や霊園によっては、墓地承継者の制限など個別の条件があったり、宗旨・宗派について条件があったりする場合もありますので、お墓を購入した後でトラブルが起きないように、事前に管理主体に確認しておくことが大切です。
さらに、寺院や霊園によっては、墓地承継者の制限など個別の条件があったり、宗旨・宗派について条件があったりする場合もありますので、お墓を購入した後でトラブルが起きないように、事前に管理主体に確認しておくことが大切です。
なお、かなり早い時期にお墓を建立すると、お墓を建てた後に問題が起きたり、他で良い条件の霊園や墓地が見つかることがあったり場合がありますが、お墓は簡単に作り変えることができません。
そういうことにならないように、お墓を購入される場合は、慌てることなく、お墓の費用だけでなく、立地やアクセス面などのお墓の環境や利便性、管理の状態や条件など様々な角度から詳しく精査した上で、家族とよく話し合い、家族のみんながお互いに納得できる生前墓を建てることが大切ではないでしょうか。
また、お墓を検討される際は、1ヶ所だけ検討されるのではなく、まずは 条件に合いそうな墓所数か所から資料などを取り寄せて比較検討し、希望の条件に合った墓所へ実際に行って、ご自身の目と足で現地を見学することから、始めてみてはいかかでしょうか?
今回は、お墓を生前に購入する「生前墓」について、注意すべき点をご紹介させていただきました。
皆さまの終活にお役立ていただけると幸いです。
皆さまの終活にお役立ていただけると幸いです。