生前建墓のメリットとデメリットについて
墓地・霊園
一昔前は、お墓は亡くなった後に建てるものだと思っている方が多かったようですが、最近では「終活」という言葉がマスコミに取り上げられるようになる同時に、自分自身で生前にお墓を建てる「生前建墓」をされる方の割合が約6割以上と大幅に増えてきているようです。
今回は、そんな需要が高まっている「生前建墓」の、メリットとデメリットについて解説したいと思います。
まずは、生前建墓をすると、どのようなメリットがあるかご説明いたします。
遺された家族への負担の軽減になります
ご家族を亡くしたご遺族にかかる負担は、葬儀の準備や参列者の対応や後片付けや遺品整理など計り知れず、体力も使い、精神的にも大きなストレスとなります。
お墓だけでも生前に準備しておけば、残された方達の負担を軽減することができます。
ご自身の希望するお墓を建てることが出来ます
生前墓では、墓地の場所の選定や、石材や、お墓のデザインなど、妥協することなく、ご自身が納得できるお墓を建てることができます。
生前墓では、墓地の場所の選定や、石材や、お墓のデザインなど、妥協することなく、ご自身が納得できるお墓を建てることができます。
節税対策になります
ご遺族が故人の財産を受け継ぐと、その財産に対し相続税が課せられますが、生前に建てられたお墓や仏壇、位牌などは「祭祀財産」となるため、相続税が免除されるので、ご遺族への相続税の負担を軽減するために、生前墓を購入しようと考える方もいるようです。
逆にデメリットとして挙げるとすると、次のようなことが考えられます。
維持費が余分に必要となります
生前墓は、納骨されていなくても、お墓を確保した時点から維持費(管理費)やメンテナンス費用、 お布施などの様々な費用が発生しますので、誰も埋葬されていないお墓のために維持費を支払うことが負担と感じることがあります。
生前墓は、納骨されていなくても、お墓を確保した時点から維持費(管理費)やメンテナンス費用、 お布施などの様々な費用が発生しますので、誰も埋葬されていないお墓のために維持費を支払うことが負担と感じることがあります。
墓地・霊園に規定(ルール)がある場合があります
墓地や霊園など、施設によっては、「お墓を建てた場合は、○年以内に納骨しなければならない。」など、独自の規定を設けている場合がございます。
後々トラブルにならないように、事前に規定などを確認することが大切です。
墓地や霊園など、施設によっては、「お墓を建てた場合は、○年以内に納骨しなければならない。」など、独自の規定を設けている場合がございます。
後々トラブルにならないように、事前に規定などを確認することが大切です。
早めにお墓を建てると、お墓を建てた後に、もっと条件の良い霊園や墓地が見つかることがあります。
そのようなことにならないように、慌てずにご家族とよく話し合い、条件面など詳しく精査した上で、ご家族の皆様がお互いに納得できる生前墓を建てることが大切ではないでしょうか。
そのようなことにならないように、慌てずにご家族とよく話し合い、条件面など詳しく精査した上で、ご家族の皆様がお互いに納得できる生前墓を建てることが大切ではないでしょうか。
今回は、お墓の生前建墓のメリットとデメリットについてご紹介させていただきました。
皆さまの終活にお役立ていただけると幸いです。
皆さまの終活にお役立ていただけると幸いです。