終活は、エンディングノートを書くことから始めてみましょう

終活全般

 最近、マスコミなどに取り上げられることが多くなってきた「終活」ですが、実際に終活を始めるとして、具体的に何から始めていいのか分からない方が多いと思います。

 そのような方には、まずは「エンディングノート」を作成する事から終活を始めることをおススメします。

 エンディングノートとは、その名前の通り、ご自身に万が一のことが起きたときに備えて、事前に家族やまわりの人々に伝えたいことを書き留めておく、「終わり」を記した「ノート(手紙)」のことをいいます。

 経済産業省の調べでは、エンディングノートとは何かを知っている人は全体の63.5%と認知は高く、認知している人で実際に作成しようと思っている人の割合も、60代で42.6%、70代で54.2%とほぼ半数の方に作成の意思はありますが、その中で実際に作成している人は、60代で2.4%、70歳以上でも5%と、未だ低い水準となっているようです。

 エンディングノートの認知度については、年齢階層による大きな違いはないようですが、作成意向は年齢階層が高くなるほどその傾向は強くなっております。
その作成のきっかけとしては、マスコミなどで取り上げられることが多くなったことと、近親者等との死別や自分自身の病気による相乗効果であると考えられております。



 統計のグラフをみる限り、エンディングノートについては多くの方が必要なものだと感じていらっしゃいますが、実際に作成するには、どうもハードルが高いようですね。

 エンディングノートには、決まった形式はなく、あとで何度でも書き直すことができますので、まずは基本の情報や銀行の口座番号、もしものときの知り合いの連絡先、ご家族へのメッセージ、お墓や葬儀の希望など、簡単に書けるところから書き始めてみてはいかがでしょうか?

 エンディングノートの書き方については、こちらのページ に詳しく説明しておりますので、ご参照ください。

 今回は、エンディングノートについてご紹介させていただきました。
皆さまの終活にお役立ていただけると幸いです。
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