屋内墓地のメリットについて
墓地・霊園
先日の記事で、お墓の土地不足の救世主として都市部で急増している「屋内墓地」について解説させていただきましたが、ご利用を検討される場合には、メリットとデメリットの両面について把握しておきたいものですね。
そこで、今回は『屋内墓地のメリット』について解説したいと思います。
「屋内墓地」は、お墓の土地不足などに悩む都市部を中心に、墓不足の救世主として急速に需要を拡大させていることは、先日ご紹介させていただきました。
需要を拡大させている理由としては、主に、下記のようなメリットがあるためです。
メリット1、立地が良く利便性が高い
都心部にある屋内墓地の場合、ほとんどが最寄り駅から徒歩圏内で行けるので、会社帰りなどに気軽にお墓参りに行くことができます。
さらに、冷暖房完備でトイレが綺麗や、照明が整っていてバリアフリーになっているなど、良好な環境のところが多いので、快適に墓参りができます。
メリット2、天候を気にせずお墓参りができる
一般のお墓の場合、お墓参りの際に天気が悪いとろうそく・線香がつかなかったり、お供え物が雨で濡れてしまったりします。
「屋内墓地」はその名の通り、お墓は屋内にあるので、雨などの天候に左右されることなくお墓参りが行えます。
一般のお墓の場合、お墓参りの際に天気が悪いとろうそく・線香がつかなかったり、お供え物が雨で濡れてしまったりします。
「屋内墓地」はその名の通り、お墓は屋内にあるので、雨などの天候に左右されることなくお墓参りが行えます。
メリット3、屋外の一般のお墓より費用が格安である
一般的なお墓の場合、墓石により価格は変動しますが、購入する相場は100万円~300万円程度かかると言われております。
それに比べ、屋内墓地の場合は、タイプによって異なりますが、一人用の費用の相場が10万円~100万円程度と格安のところが多いです。
但し、「完全霊園型」のお墓の場合は、一般のお墓と同様に墓石があるため、一般のお墓と費用は同等となります。
メリット4、永代に渡り供養してもらえる
「屋内墓地」の場合、永代供養が付いているところがほとんどなので、もしお墓の後継者がいなくなった後でも、一定の期間が過ぎるとご遺骨は合祀墓に移され、管理者が責任を持って永代に供養してくれるので、無縁仏(無縁墓)になる心配がありません。
メリット5、お墓のメンテナンスが不要
屋内墓地は屋内にあるため、雑草などが生えないため、草むしりや掃除などお墓のメンテナンス(管理)をする必要がありません。
屋内墓地は屋内にあるため、雑草などが生えないため、草むしりや掃除などお墓のメンテナンス(管理)をする必要がありません。
メリット6、セキュリティ面で安心です
屋外の一般的なお墓の場合、開園時間外は入り口の扉は閉まっているものの、誰でも入ろうと思えば入ることができます。
しかし屋内墓地の場合は、建物の中にあるので時間外で施錠されると、誰も入ることはできません。
屋外の一般的なお墓の場合、開園時間外は入り口の扉は閉まっているものの、誰でも入ろうと思えば入ることができます。
しかし屋内墓地の場合は、建物の中にあるので時間外で施錠されると、誰も入ることはできません。
また、屋内墓地の多くは屋内に管理者がおり、防犯カメラの設置やセキュリティ会社との契約しているところがほとんどなので、セキュリティ面での心配は必要ありません。
メリット7、ご遺骨を移動(改葬)する手間が少ないです
基本的に墓石や墓地がないので、もし納骨後にご遺骨を移動することになった場合でも、一般的なお墓と比べて改葬(ご遺骨の引越し)の負担は軽減されます。
ご遺骨の移動の手続きは一般的なお墓と同様に必要ですが、費用も軽減されることが多いようです。
基本的に墓石や墓地がないので、もし納骨後にご遺骨を移動することになった場合でも、一般的なお墓と比べて改葬(ご遺骨の引越し)の負担は軽減されます。
ご遺骨の移動の手続きは一般的なお墓と同様に必要ですが、費用も軽減されることが多いようです。
なお、個別で供養する契約期間が過ぎた場合は、他の方のご遺骨と合祀されるため、改葬することができなくなりますので、注意が必要です。
※「合祀型納骨堂」の場合、最初から合祀されるケースがほとんどですので、納骨後のご遺骨の移動は不可能となります。
※「合祀型納骨堂」の場合、最初から合祀されるケースがほとんどですので、納骨後のご遺骨の移動は不可能となります。
メリット8、宗教・宗派は問わないことが多い
「屋内墓地」は、宗旨や宗派は問わないところが多いので、無宗教や無宗派の方でも入ることが可能です。
但し、供養方法については運営元の供養作法で供養はされます。
「屋内墓地」は、宗旨や宗派は問わないところが多いので、無宗教や無宗派の方でも入ることが可能です。
但し、供養方法については運営元の供養作法で供養はされます。
他にも「屋内墓地」のメリットは多々ありますが、今回は全てのお墓のタイプに共通する主なメリットについて紹介させていただきました。
皆さまの終活の一環としてお墓を選ぶ際に、「屋内墓地」を選択肢とお考えの方はご参考にしていただけますと幸いです。
次回は、「屋内墓地のデメリット」について解説したいと思います。