身元保証サービスの注意点について
終活全般
昨日の記事で、単身の高齢者など身寄りがいない方などのために、身元保証や生活支援をしてくれる「身元保証サービス」と呼ばれるサービスについて解説させていただきましたが、少なからずトラブルも発生しているようです。
そこで今回は、「身元保証サービス」を利用する際の注意点について解説したいと思います。
「身元保証サービス」とは、一人暮らしの高齢者の方などが、病院に入院するときや介護施設に入居する場合などに求められる『身元保証人』がいない場合に、ご家族や親族の代わりに『身元保証人』になってくれたり、生活の支援を行ってくれる、民間の企業や団体が運営しているサービスです。
少子化と核家族化が進む日本において、身元保証人になってくれる人がおらず困っていた方たちのニーズに応えたサービスということもあり、最近、需要が急速に拡大しているようですが、指導や監督する行政機関が明確でないために、契約内容や契約の方法などは全て事業者任せになっているために、消費者苦情センターなどに利用者から苦情や相談が少なからず寄せられているようです。
そのような被害に遭わないために、「身元保証サービス」を利用する際は、下記の点について注意することが大切です。
自分が希望することを明確に事業者に伝えましょう
身元保証サービスを利用して事業者に頼めるサービスは、病院への入院や高齢者施設などへ入居する際の「身元保証人」になってもらうことや、生活に係ることの支援など、その方個人個人で希望する内容は様々です。
そこで、まずは、あなたが「身元保証サービス」でして欲しい内容を、明確に依頼する事業者に伝えることが大切です。
身元保証サービスを利用して事業者に頼めるサービスは、病院への入院や高齢者施設などへ入居する際の「身元保証人」になってもらうことや、生活に係ることの支援など、その方個人個人で希望する内容は様々です。
そこで、まずは、あなたが「身元保証サービス」でして欲しい内容を、明確に依頼する事業者に伝えることが大切です。
サービス内容と契約内容の詳細を確認し、書面に残しておく
「身元保証サービス」を利用した方の中には、契約した後で、「そのサービスは契約外なので提供できない」や、「サービスは提供可能だが、基本契約外なのでオプション料金が発生する」などとなり、困窮される場合もあるようです。
そうならないために、あなたが希望するサービスを依頼する事業者に明確に伝えたら、まずは、事業者がその希望する内容について対応(提供)できるか?できないか?について確認しましょう。
「身元保証サービス」を利用した方の中には、契約した後で、「そのサービスは契約外なので提供できない」や、「サービスは提供可能だが、基本契約外なのでオプション料金が発生する」などとなり、困窮される場合もあるようです。
そうならないために、あなたが希望するサービスを依頼する事業者に明確に伝えたら、まずは、事業者がその希望する内容について対応(提供)できるか?できないか?について確認しましょう。
次に、サービス内容を確認する場合、希望するサービスは「提供が基本となっているか?」、「オプション契約になっていないか?」など、契約内容について詳細部分まで確認し、不明な点は事業者に質問して確認し、絶対に疑問を残さないことが大切です。
なお。詳細を確認しご納得出来ましたら、契約書を作成してもらい書面に残しておくことも重要です。
サービスを利用する場合の費用を確認する
「身元保証サービス」の事業者が提供するサービスは、身元保証や生活支援、成年後見人支援や死後事務委託業務など、多種多様です。
サービスの料金も、入会金、年会費、身元保証料や事務手数料など、事業者によって費用が異なりますので、ご利用される際は、1社だけの見積りではなく、複数社に相見積もりを取り、各社の料金とサービス内容を見比べて、自分に合ったベストな事業者を選びましょう。
また、表示されている料金はあくまでも基本料金であり、他のサービスの提供を求めると「オプションになっているので追加料金が必要」となるケースが散見されますので、契約される前に、サービス内容と費用については書面などで明確に確認しておくことが大切です。
契約内容の変更や解約する際の手続きなどの確認をする
契約した後に内容を変更したり、解約しなければならないといったことはよくありますので、契約内容を変更したり解約したりすることは可能かと、手続きの方法や条件などを委託する事業者に、事前に文書で説明してもらい確認する必要があります。
不安な場合は、信頼できる人や団体に相談する
「身元保証サービス」は、制度自体がまだ歴史も浅く、周知していない点が多々あります。
不明な点や不安があるときは、お一人で悩んだり単独で決断したりするのではなく、信頼のおける知人や、お住まいの近くにある地域包括支援センターや、消費生活センターなどに遠慮なく相談することが大切です。
委託する事業者は信用できる会社かを確認する
「身元保証サービス」が制度として誕生したのは10年位前とまだ日が浅く、参入業者も母体の大きいところから小規模な事業者などマチマチです。
中には、委託した事業者が契約後に破綻してしまい、支払ったお金が戻ってこなくて泣き寝入りといった被害ケースもあるようですので、契約される前は、委託する事業者の経営状態や運営方針などしっかり確認して、信用してお金を預けることができる会社(団体)なのかを判断されることが重要です。
「身元保証サービス」が制度として誕生したのは10年位前とまだ日が浅く、参入業者も母体の大きいところから小規模な事業者などマチマチです。
中には、委託した事業者が契約後に破綻してしまい、支払ったお金が戻ってこなくて泣き寝入りといった被害ケースもあるようですので、契約される前は、委託する事業者の経営状態や運営方針などしっかり確認して、信用してお金を預けることができる会社(団体)なのかを判断されることが重要です。
「身元保証人がおらず入院や入居が出来ない」と困っていた高齢者の救世主として、「身元保証サービス」は今後ますます、需要を拡大していくことが予想されます。
しかし、「契約した時の費用と違う」や「希望したサービスが受けられない」といったトラブルにならないように、利用される際は、委託する事業者にしっかり説明をしてもらい、書面などの形にして内容を忘れずに残しておきましょう。
今回は、最近需要が拡大している「身元保証サービスを利用する際に注意すべき点」について解説させていただきました。
皆さまが終活を進めていく上で、「身元保証サービス」の利用をお考えの際は、ご参考にしていただけると幸いです。
皆さまが終活を進めていく上で、「身元保証サービス」の利用をお考えの際は、ご参考にしていただけると幸いです。