身元保証サービスについてお教えします
終活全般
ここ最近、少子化と核家族化が進んでいることにより単身高齢世帯が増加しており、高齢者の方々が老人ホームや高齢者施設などに入居する場合に、身元保証人がいなくて困っているというケースが多くなっているようです。
そのような身元を保証してくれる身内の方がいらっしゃらない人のために、身元を保証してくれる「身元保証サービス」という民間の団体が提供する保証サービスが最近誕生し、徐々に利用する方も増えているようです。
そこで今回は、その「身元保証サービス」とは、どのようなサービスなのかについて解説させていただきたいと思います。
最近、病気へ入院する際や、老人ホームなどの介護施設などに入居される際に、「緊急の場合の連絡先」や「お支払いの保証」、「ご逝去後の対応の必要性」などの理由で、『身元保証人をご用意ください』と求められることが多くなっております。
今までは、ご家族や親戚の人などが身元保証人になっておりましたが、少子化と核家族化が進み1人暮らしの高齢者が増えたことや、ご家族や親戚との関係が希薄化しているなどで身元保証をしてくれる方がいなくて困っているケースが増えております。
そんな需要に応えるために、ここ最近サービスを拡大させているのが「身元保証サービス」と呼ばれるサービスで、現在は全国で100団体以上あるとみられております。
運営母体は、医療や福祉関係者、合葬墓の運営団体、墓石販売会社や葬儀会社、弁護士や行政書士など、多種多様の業界から参入しているようです。
利用者も急増しており、全国で約1万人程度以上といわれ、さらに増加が予想されております。
「身元保証サービス」の会社が行ってくれるサービスは、会社ごとに若干異なりますが、主に、下記のようなサービスを提供しているようです。
身元保証
病院への入院時や手術を受けるとき、老人施設への入居するとき、賃貸住宅へ入居される場合、介護サービスを受ける際などに、身元保証人と緊急連絡先を引き受けてくれます。
病院への入院時や手術を受けるとき、老人施設への入居するとき、賃貸住宅へ入居される場合、介護サービスを受ける際などに、身元保証人と緊急連絡先を引き受けてくれます。
生活支援
緊急時の親族への連絡、電話やメールでの健康確認、トラブル時の駆けつけ、病院への付き添い、健康相談 、買い物の手伝い、行政手続きのお手伝いほか、生活に関する支援を行ってくれます。
緊急時の親族への連絡、電話やメールでの健康確認、トラブル時の駆けつけ、病院への付き添い、健康相談 、買い物の手伝い、行政手続きのお手伝いほか、生活に関する支援を行ってくれます。
その他、下記のようなサービスを提供してくれる会社もあるようです。
成年後見支援
認知症などにより判断能力が不十分になった後に、ご自身の財産を管理・運営してもらいます。
死後事務委託業務
ご逝去時の、親族や友人などの関係者への連絡、各種清算お手続き、各種行政への届け出、電気・水道・ガス・携帯電話などの終了手続き、ほかの事務的手続きをしてもらいます。
ご逝去時の、親族や友人などの関係者への連絡、各種清算お手続き、各種行政への届け出、電気・水道・ガス・携帯電話などの終了手続き、ほかの事務的手続きをしてもらいます。
エンディングサポート
葬儀の支援(ご遺体の引き取りから、葬祭~納骨までの支援)業務や、遺品の整理や処分をしてくれます。
葬儀の支援(ご遺体の引き取りから、葬祭~納骨までの支援)業務や、遺品の整理や処分をしてくれます。
身元保証サービスを受けるため必要な費用は、数十万円~200万円程度と幅があり、提供する会社と受けるサービス内容により異なります。
上記金額以外に、さらに成年後見支援や死後事務委託業務などのサービスを受けると別途費用が発生し高額になることもあるようですので、ご利用される際は、サービスごとの費用を正確に確認しておくことを忘れないでください。
少子化が進み一人暮らしの高齢者が増加していることで、「身元保証サービス」のニーズが高まっております。
しかし、違法な契約が起きトラブルも発生しているようですので、そのようなトラブルに遭わないためには、「身元保証サービス」利用する際には、信頼できる人に相談したり、その会社の実績を確認したりすることが大切です。
しかし、違法な契約が起きトラブルも発生しているようですので、そのようなトラブルに遭わないためには、「身元保証サービス」利用する際には、信頼できる人に相談したり、その会社の実績を確認したりすることが大切です。
今回は、最近需要が拡大している「身元保証サービス」について解説いたしました。
皆さまが終活をすすめていく上で、ご参考にしていただけると幸いです。
次回は、「身元保証サービス」を利用される際の注意点についてご紹介させていただきます。